基本となるローラー配布とは

基本となるローラー配布とは

ポスティングはチラシやパンフレットなどを各世帯のポストに投函して回ることをいいますが、その方式にはいくつかの種類があります。中でも最もスタンダードなのが、ローラー配布と呼ばれる方式です。

ローラー配布は、特定のエリアに設置されているあらゆるポストに配布物を投函していくやり方です。マンションやアパート、一戸建て、あるいはオフィスや工場など、配布先のタイプは問いません。ただし、敷地内への無断立ち入りが禁じられている集合住宅や、ポスティングに対して毎回クレームを入れてくる世帯などは除かれます。多くの事業者では、そうした「配布禁止リスト」を内部資料として持っています。

この配布方式は、その地域を商圏とする商店や、デリバリーサービス業者などが広告活動を行う際によく用いられます。選挙を前にした候補者の宣伝活動などにも利用されます。その一方で、オフィス用品のみを取り扱う企業などの広告には向かないため、その場合は別の方式が採用されます。

ポスティングでのセグメント配布の特徴やメリットとは

ポスティングにおけるセグメント配布という物は、家族構成や年代のデータを元にして、効果的な広告のアプローチができる事がメリットです。従来の新聞広告などは新聞を取っている方だけというターゲットとなりますし、印象にも残りにくいという問題点があります。また細かくエリアを指定する事も新聞広告では難しく、対象以外の地域にも無駄なチラシが配布される事もあるでしょう。

一方でセグメント配布ならば明確なターゲットを絞って配布する事が特徴ですので、より効果的なプロモーションにも繋がります。エリア別の人口構成や男女の比率、建物の構造などというデータを研究して企画しますので、無駄がない宣伝になるのがメリットです。
ダイレクトメールの場合では情報を入手するコスト面が非常に高額ですし、個人情報の保護という観点からもリスクが伴います。しかしこセグメント戦略なら、個人情報を使用せずに地理情報システムなどから解析を行ない、効率的なポスティングに繋げているのが特徴です。